任天堂Switch『返校 Detention』をクリアしましたので感想レビューです。
怖いのは苦手だけどなぜ買ったといえば値段がお手頃だったのです。とはいえ、謎解き+ストーリーホラー+アドベンチャー+パズルなジャンルのため何を語ってもネタバレになるのでどうしたものでしょうかね。
まあ、ここを表示してる時点でネタバレされてもしょうがないと判断してそのまま進めます。
なので結論だけ先に。
( ゚д゚) バッドエンドやんけ!?
ええ、多分これはバッドエンド。
これはバットエンドでは、、、?
— 染井@レーシック難民 (@somei2012) 2019年12月10日
#返校 #Detention #PLAYISM #NintendoSwitch pic.twitter.com/74Emtp6lFP
これがトゥルーエンドだったとしたら俺は製作者に「なぜこんなゲームを作った!?言え!?」って駆け込むと思う。
というわけで、さっさと書き上げて2周目に行ってきます。ブログなんて書いてる場合じゃねえ!多分、最後のあのへんのあれをああやっておけば・・・けおおおおおおお!!
『返校 detention』の情報
マイニンテンドーストアより
返校 –Detention- は東アジア、主に台湾の文化と宗教観、風習などを取り込んだホラーアドベンチャーゲームです。
1960年代の白色テロ下の台湾を舞台にしており、プレイヤーは冥府の存在が跋扈する朽ちた学校の中を歩き回り、この恐るべき場所に隠された真実を探し出すことになります。
ストーリーは少年と少女の出会いから始まり、体制と衝突する時代の台湾史を奇妙な形で追体験できます。オリジナル音楽とサウンド、写実的なアートが融合し、息が詰まりそうな雰囲気を作り出しています。
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000006621
容量 | 2.5GB |
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プレイ人数 | 1人 |
メーカー | PLAYIAM |
ジャンル | アドベンチャー/パズル |
レーティング | CERO D |
公式の画像を見る限り、最初はクロックタワー風の横スクロールアドベンチャーホラーかな?と予測していたのですが、ゲームが進行するにつれて「あ、これはジャンル違うわ」と感じました。
これ絶対怖いやつやん!
— 染井@レーシック難民 (@somei2012) 2019年12月9日
#返校 #Detention #PLAYISM #NintendoSwitch pic.twitter.com/pcZxesHHJ4
だから怖いって!
— 染井@レーシック難民 (@somei2012) 2019年12月9日
#返校 #Detention #PLAYISM #NintendoSwitch pic.twitter.com/6iTH92Nmm6
だから怖いってんだろ
— 染井@レーシック難民 (@somei2012) 2019年12月10日
#返校 #Detention #PLAYISM #NintendoSwitch pic.twitter.com/DMRw3LWgqc
と、いいながらも演出が和製ホラーみたいな色調と演出の暴力を駆使してきて怖いにゃ違いなかったんですが。
また「CERO D」ってどれくらいまで表現したらなるのでしたっけか。いうほどグロテスクな表現はなかったと思うのだけどなあ。
『返校 Detention』の感想
ネタバレ気味に。考察というほどでもないけどクリア後の疑問点も。
台湾の歴史には疎いので、当時の時代背景がゲームのような陰鬱としたものだったのか、フィクションな世界だったのかわかりません。
ただ、戒厳令下の台湾という物々しい舞台を少ない登場人物だけで説明し物語に引き込ませるものができるものなんだなあと。
実質、主人公のレイちゃんと周りの数人だけでよくもまあこれだけ何もかもが抑圧された世界を表現したもんです。この辺りは映像も使えるゲームという媒体を使ってこそですか。
しかし、その、主人公の行動心理がですね。
いや、わかる。わかるよ。わかるってばよ…?
でも、言葉悪いのですが、ちょっと馬鹿な子過ぎませんかね?って。いくら勘違いからくる嫉妬心に捕らわれ暴走した女心な状態だったとはいえ、当時の時代背景を考えたら密告をしたら相手がどうなるか考えが及ばないものなのか。
それとも父親がしょっぴかれたときにお母さんがほくそ笑んで言い放った「死にはしないと思う」が伏線だったりしたのかな。真に受けてこれぐらいお茶目したって大丈夫だろう。ちょっと痛い目見てくれればいい。
みたいな。
んなアホな。アホの子かレイちゃん。可愛いなレイちゃん!
だからこその後悔からいつまでも学校を彷徨って、記憶を抹消してでも何度も悔やんで、怨霊に襲われようが「じゃかしゃあ!わしゃまだそっちにゃ行かんのじゃあ!」と事業自爆の地縛霊みたいなことしてるのか。可愛いなレイちゃん!!
と、感じて中盤くらいで「あ、このゲームホラーじゃねえ!カウンセリングだ!」って頭のメーターを切り替えたのですが、まさかそのままエンディングまで突っ走るとは思わなかった。ホラーだとこの手の整合性なんて知ったことかと驚かすほうへ演出を舵取りする作品が多いので逆に驚かされました。凄いぞレイちゃん!!
と、茶化し気味に疾走して書いてみたわけですが…
何もかんも抑圧された監視時代で家庭環境に問題を抱えてるとはいえ、陰鬱ストーリーと相性が良い主人公ってどうして若者にされてしまうんでしょうね。
やはりティーンの感受性豊かな感情は暴走と葛藤を表現しやすいのかな。それよりも経験不足からくる無知な行動がやっぱ物語をかき回しやすいのか。
まあ、これが酸いも甘いも体験したおっさんだと目の前で悲劇が起ころうと「まあ、いいや…」「はい、染井、受け入れます」って受け入れてしまい話が進まないからやっぱティーンが主役でいいです。はい。
まとめ:割とお薦め
以上、Switch版『返校』の感想でした。台湾ゲーちょっと舐めてました。良い出来です。
ざっとクリアまで6時間くらい?いくつか手こずった謎解きがあったため、勘が良い人はもっと早くエンディングまで辿り着けると思います。(時計とハサミの解答に全然気づかず何度もウロウロして時間食った)
切なく哀しいサウンド、意図的にプレイヤーを不快にさせる不協和音、誰がどう見ても地獄がまってるやんけ…という台詞回し、どれもがうまく絡まっていて作品を作り上げるスパイスとしては申し分なかったです。
が、おかげさまで明日は早朝出勤なのになんでもう朝3時なの?ってことに。私はあなたの影ぇえええ(虚無)