株取引が一定取引額以内だと手数料無料になるネット証券会社が増えてきました。
どこが最初にやりだしたのか知りませんが確認したら今では楽天、SBI、松井、岡三が無料プランをリリースしています。どこも顧客確保に必死なようです。
自分はメイン取引証券先として今まで楽天証券を使っていました。1日の取引額100万円までは無料というのはありがたいです。ただ枠の100万円って結構すぐに使い切っちゃうんですね。
だから手数料無料で使えるサブ口座が他にもほしいなあと前々から思っておりましたところ、岡三オンライン証券を開設すると数千円プレゼントと3ヶ月間手数料無料キャンペーンを実施していたので申し込んでみたのですが…
スマホアプリは一つでよくない?
まず岡三オンラインではスマホアプリが2種類提供されています。さらにブラウザから取引できる簡易ページもあるため3つスマホ取引ができる状態です。
- 岡三ネットトレーダーWEB2
- 岡三カブスマホ
- 岡三ネットトレーダースマホ(かんたんアイコン)
ざっと触ってみたら上から順に機能が豊富なのですが、開発リソースの無駄を感じます。使用者の慣れ具合に合わせる意図があるのかもしれませんが、どれも使い難いのです。1本に絞って使い勝手をよくしたほうがよくない?
というか…
まともに動くのが一番下の「かんたん」アイコンのみでした。
どういうことだってばよ…
不具合?仕様?
困ったことにAndroid版だからなのか不具合が多いです。
また不具合ではなくとも使い勝手がとても悪いです。直感で操作しやすいのが便利なスマホなのに確認をしたり設定変更したり指示するために何度もタッチしないと実行できないインターフェースをしています。
以下ざっくり。
- 一度他のアプリを起動して戻ってくると強制終了させないとログイン画面から進まない(web2)
- ログインしても何も表示されない。何もないところを触ると出てくるステルス画面。(web2)
- 一部画面が一瞬しか表示されない。困ったことにそれが約定ページという。(web2)
- ポートフォリオの名前を変えるために3段階ほど別の画面で調整(web2)
- ログインIDとパスワードを記録できないため毎回手入力。(カブスマホ)
- たまに多重ログイン扱いで入れない(かんたん)
- ポートフォリオがない。注文したいとき毎回銘柄コード手打ち。機能削減しすぎて不親切。(かんたん)
- 個別でプラスなのかマイナスなのか一覧を見てもわからない。取得単価を一つ一つタッチする必要がある。銘柄1つならまだしも(全部)
などなど。楽天証券はちゃんとしたんだなぁ。
手数料無料と宣伝しておきながら暫定手数料って?
一番「えぇ…」ってなっているのが手数料関連。
岡三オンライン証券はその日の取引高が100万円まで手数料無料です。現物取引だけでなく信用取引も開設していたら現物と信用で100万円づつ計200万円の手数料が無料となります。わぁい。
しかも新規契約者は三ヶ月取引手数料無料のキャンペーンも実施しています。わぁい。
なのですが。
取引記録を確認すると手数料らしきものがしっかりと乗っているという。ふぁっ!?
小型株だと買った瞬間からマイナス数%扱いになります。「ふぁ!?」ってなりました。なった。お試しデイトレで数百円抜くつもりだったのがいきなりマイナスで固まりました。どういうことだってばよ。
取引コースを間違えた?と調べてみるとちゃんと定額コースで申し込んであります。で、もう少しちゃんと公式ページで確認をすると暫定手数料なるものが無料金額内でも発生すると回答されていました。なぁにぃそれぇ?
- 手数料無料でも取引中は暫定手数料が乗る。
- 取引終了後に取得単価を確認をしても買値より高いまま
はい。
はい?
困惑しながらも持ち越してみました。
多分取引終了後に取得額も訂正されるのだろうと待機しているのですが、22時時点でも取得単価に手数料が上乗せされたままです。ううん?
で、翌朝。
昨日場中:取得単価522
本日:取得単価513
翌日になって暫定手数料分が上乗せされていたのが訂正されたようです。11円分が調整されてます。えぇ…
これはわかりにくい仕様すぎる。おかげで数レンジで手放す予定が狂い結果-660円の含み損です。まじピエン。ご飯1日分の損失です。
この仕様だと取得単価を自分で把握していて場中で含み益で売却していたら取引記録はどうなってるのでしょう?100万円を超えたら加算じゃダメなの?ただでさえ岡三のアプリは1日の約定料金が把握できないから無料枠内ギリギリまで取引したくなくなってきます。
うーん、手数料無料期間くらいは使おうかと思っていたのですがこれは困りましたなあ。