トヨタ自動車のお膝元こと愛知県。
しかし、車社会でかつ地方で車なし生活が5年以上経過していた染井です。できるもんだなあ。
都会であれば交通機関が発達しているため、車を保有しない選択肢もありでしょう。まあ、都会は土地や駐車場料金が高くて家庭も会社も余裕がないのが実情なのかな?と勝手に推測してますが、車があれば便利に越したことはありません。
けれど、自分は都会でもなく地方在住のサラリーマンでありながら車無しの生活を選択しました。
そこに至った理由は色々とありますが、5年ほど車なしでも無事生活できているので今後も車を買うことはないかと思われます。すまねえなトヨタ。あとは地方で車無し生活してみて感じるメリット・デメリットを記録しておきます。参考にでもしてください。
車を持たない生活を始めた切っ掛け
うちの長年の読者には言わずもがなですが、自分はレーシック手術(視力回復手術)で人生が狂いました。
検索で辿り着いた読者に超要約。
- レーシック直後、3年ほど何もしてなくても吐き気・動悸が襲ってくる
- 室内蛍光灯の光ですら眩しくなる。気持ち悪くなる。
- 夜間の車のライトで発狂する
以上から自己保有の車は売却。自転車と徒歩生活に切り替えました。
おかげで雨だろうが台風だろうが自転車で通勤する日々です。当時はさらに常時気持ち悪さが抜けなくて路上に何度も座り込んでくたばってたりもしましたが、眼球の筋肉をイジる手術を何度かしてからは日常生活に支障がない程度に回復しています。
以上が「地方でありながら車無し生活」にした理由です。
まとめると病気…じゃないな。医療事故…でもないな。クソ医者のせいです。これで結婚していて家族がいたらこの選択肢は難しかったとは思います。が、まあ、自分は独り身でございますので。
後遺症生活の過去にまとめてあります。本題とはずれるので割愛。
地方で車なし生活をして感じるデメリット
通常この手のメリット・デメリットはメリットから書き出すのが通例と思いますが、デメリットのほうが知りたい人が多いと思うので先に記述しておきます。
雨の日は何かと不便
車がなくて感じる一番のデメリットは雨の日の交通手段。
服も靴も荷物も対応している状態でないと濡れてしまって気持ち悪いです。目的地への交通機関が近くにあれば使えばよいだけですが、毎回そうとも限らない。しかも都会と違って毎分のように電車が来るわけではないので、自分は開き直ってレインジャケット(カッパ)と雨靴を着て自転車を漕ぐ選択をしております。
なお雨具は家と会社の両方に置いて万全の体制です。さあ、いつでも降るがよい。
レインジャケットも最初は耐水圧透湿性の高いゴアテックス素材の商品を選ぶつもりでしたが、年に数回しか着ない上にリュックを背負って自転車を漕いでると結局背中は蒸れるという理由で安物を使用しています。
そら高品質のほうが便利かなと思いますが、試してみての感想はまあなんとかなるかなって。サイズは冬服やリュックを背負ったときに合わせて大きめがベストです。
ただ、これで困るのはスーパーへの買い物。
仕事帰りにレインジャケットを着るのは一度着てしまえばどうでもよくなるのですが、買い物のためにスーパーの自転車置場でまた脱ぐときはさすがに面倒です。最近は見た目スタイリッシュなカッパが増えているから、見せ前でちゃんと拭いていけば脱がないでもいいかもしれませんが
( ゚д゚) 雨の日は寄り道しない!
これがベストと判断して家に直行です。だから普段から食材を程度意識してストックしてあります。
大きな荷物を運ぶのが大変
昨年に中古戸建てを購入して引っ越しをしました。
当然、自転車のみでは家具家電どころかカラーボックスすら運べません。冷蔵庫のような大きな荷物は業者、その他の搬入は友人の車に運んで貰いました。この辺りはもうどうしようもありません。お金で解決するか誰かの手を借りましょう。
おそらく自分はもう震災で倒壊でもしない限りは引っ越すことはないと思いますが、今後大きな荷物を購入して運ぶときも注意が必要です。自宅郵送以外は自転車のカゴや手で運ぶしかありません。キャベツや牛乳等の大きめ食材と一緒にフライパンを買ったときは「このフライパン投げ捨てててぇ…」と自分のうっかりを呪いました。商品購入の際はちゃんと考えましょう。
冬の気温の対策が必要
さすがに息が白くなるほど気温が下回ってくるとしんどいです。自転車では雪山用の手袋を使用しても指先がかじかみます。おしゃれは根性と耐え忍ぶのも美学の一つだとは思いますが、ヒートショックになってポックリ逝きたくないので防寒ガッチリとなります。
反対に夏の暑さは割とどうでもなります。帽子と風通りの良い長袖を着ての自転車はむしろ気持ち良いです。
友人との遊びや恋人とのデートはコミュ力が試される
「えーマジ車なしー!?車がないが許されるのは二十歳までだよねー!?」
などと煽られてもスルーしてください。いや、むしろ車を出して下さいと懇願しましょう。魅せてやるよ…!!なだたる社長への営業で培った自分のコミュニケーション力ってやつを…ッッ!
で、私はこれで友人を何人か失いました。駄目じゃん。
まあ、車断捨離したときはレーシックの後遺症でそれどころじゃなかったから多少はね。当時は関係を切られたというより、自分から切ったようなものなのでそれで恨み辛みはありません。うるさい。黙れ。私は何も間違えない。
なお、現在は体調も良くなったこともあって何人かは良いよー良いよーと車を出してくれる人がいます。それで良いのです。
え?独身なのは車がないのが理由なのでは?え?聞こえないなあ?え?
地方で車なし生活をして感じるメリット
人に頼るようになる
車がないと大型荷物の買い物に困ったり、仕事の絡みで遅くまで捕まったときの送り迎えで困るようになります。そのため以前にまして人を頼るようになりました。これが良いことか悪いことかは、自分に付き合ってくれる方々の本音をぶちまけてくれないとはっきりはしません。
が、一つ、確実に言えることは、車があった頃の生活に比べて「感謝の言葉を人に伝えることが増えた」と感じます。
人は一人では生きられないんやでえ。感謝の気持を忘れないんじゃよ。ありがとうの言葉は口に出すことで相手も喜ぶんやでえ。と心に刻んで今は生きております。
金の節約効果が半端なく貯蓄が増えた
当たり前ですが家計のなかでも自動車は金食い上位です。
自動車税、自賠責・任意保険、車検、重量税、車検、法定点検、駐車場代、日々のガソリン代、その他消耗品…
車を持ってるだけでもかなりのお金が消費されています。上記の車維持費の金額だけでも年間30万年~40万円ほどは使っていました。これに車両本体の価格を考えると頭抱える金額です。ローンで購入していたらさらに上乗せとなります。
で、今では2年に1回自転車のタイヤを交換するくらいで支出の差は比べるまでもないです。日々の食費をガソリン代(人力)に計上したって車に比べたら余裕のよっちゃんイカです。
振り返ると自動車税と重量税ってなんだよ…と今更ながら思う。そら国策で国も自動車会社の後押しをしますわ。
嫌でも運動することになるので健康に?
なんどか書いてますが、自分の移動手段は徒歩か自転車に頼るようになりました。
結果として通勤も買い出しもちょっとした遠出でも体を動かしています。おかげさまなのか、レーシック以降の超ストレスフルな生活を長年過ごしていても、おっさんのズボラな食事生活をいても、健康診断で異常値は今の所ありません。
まあ、レーシック後遺症時代はストレスチェックが毎度引っかかって面談だったんだけど。判定も「仕事には問題ないようですが、体調での指数が要医療でなんたら」と指導医も困るやつ。何度、吐き気と気持ち悪さを数値化できたら…と思ったことか。
そんなこんなでダイエット目的でなくとも嫌でも体を動かして移動するしかないです。見方によっちゃメリットなのではないでしょうか。
車を確保するための土地が余る
戸建てを購入してしまったので土地を持て余してる状態です。ギリギリ車を2台止めれるスペースはあるのでなにかしら出来そうなのですが、ズボラなため放置してて雑草が生えてしまってます。これはなんとかせねば。余った土地を遊ばせるほど余裕のある生活ではないので暖かくなったら家庭菜園するなり、物置に活用するなりしてみます。
まとめ:地方で車なし生活が出来る人の条件
まとめます。
( ゚д゚) 出来ると思えば出来る!!
よし。(おい)
でもまあそんな結論しかないんですよね。やってみないと分からない。自分は出来ても他の人が出来るのかなんて、家族構成、家庭環境、職場位置で全然違います。
- 自宅から職場に交通機関、徒歩、自転車で30分以内に到着できる
- スーパー等の買い物エリアが自宅か職場に近い
- 駅やバス停が近い
自分が住宅を購入時に課していた条件です。条件を上げたらこんなところですか。引っ越す前はもはやスーパーはうちの冷蔵庫ってくらい近かったのですが、今は少し離れたものの、徒歩圏内のため現在そこまで不満を感じずに生活できています。
以上、地方で車なし生活の感想でした。参考になるかは分かりませんが、意外とやっていけてるよーと伝わればそれでよかです。