連休で京都に立ち寄る予定がありましたので京都の「よしもと祇園花月」に行ってきた染井です。こんばんは。
大阪の「なんばグランド花月」は3年くらい前だったので劇場でのお笑いは久々です。京都との明確な違いは劇場のサイズでした。大阪はあまりにも大きすぎて席が後ろだと見づらいのに対して、京都はほどほどの大きさで芸人さんをほどよい距離で見やすかったのが良かったです。
というわけで、以下はその日の公演者の感想です。
当然ながら撮影禁止なので画像はありません。記憶便りです。
名前の横の★は個人的ヒット星です。
ツートライブ ★
トップバッター。初見。あまりはまらず。会場温まってなかったしね。しょうがないね。
ボケと突っ込みが分かりやすく分けられているオーソドックスな漫才スタイル?突っ込み役の人がなかなか長身でイケメン。
京都出身と広島出身を絡めたネタで展開をしていたのだけど、物の言い方を無理にボケて言い換えてるのとオチが読めるのが何個も続いてうーんって。
メッセンジャー ★★★★
大阪のなんばの支配人やオバちゃんをひたすらイジるネタだった。多分TVで似たネタを見たことある気がする。
- 大阪で普段仕事してるんですけど、京都は違いますね。お客さんの層が違う。大阪にはおばちゃんしかおりません。
- 右見てもおばちゃん。左見てもおばちゃん。たまにおっちゃんかと思ったらやっぱりおばちゃん。
- 大阪のオバちゃんはマナーが悪い。京都の人はちゃんと後ろで待ってる。大阪のオバちゃんが違いますねん。真横にきますねん。
文字にすると面白くないな…
やっぱ二人のテンポよい掛け合いがあってこそか。ここ鉄板ポイントやでーってところは二人で同じセリフを強調するのが小気味よかった。
しゃべくりのテンポも良くボケも予想外なのをひょいと持ってくるのでツボに。またみたい。
アキナ ★★★★
公式紹介:アキナ プロフィール|吉本興業株式会社
初見。漫才というかコント?出来は良かった。予想外のボケが多くて笑えました。
- 「希望に満ちた言葉を言えよ!」「五連休?」
- 「心に響く言葉や」「やっほー」
- 「そうだ!最後に暑い言葉や!」「お湯?」
応用は結構効きそうなフレーズが多いのでレパートリーは豊富?このスタイルだとうまいボケが用意出来る限りネタが無限に増えそうで便利そうねえ。
村上ジョージ ★★★★★
TVで知ってる村上ジョージといえば明石家さんまに「兄さん!兄さん!」って頼って無茶振りのネタやらされて滑ってのポジションって印象だったのですが、舞台では当然一人芸。
でも、振り返ると今回一番笑わせて頂いた。
ジャンルはなんだろう。シュールギャグ?
つかみは「9月ですね兄さん」ってどうでもいいトークなのに天丼で繰り返すことでクスクスと場を暖めて、使わないギターに自分で突っ込みを入れて会場に笑いを連発していた。
客いじりも多く、台本を読んでいるというよりフリートーク調。アドリブで受けそうな客層なのか流れなのか判断して変えてたりしてるのかな?
ネタをしてる姿を初めて見たけど、昔からこういうスタイルの人?また見たいなあ。
西川のりお・上方よしお ★★★
公式紹介:西川のりお・上方よしお プロフィール|吉本興業株式会社
大御所さん。3年前の大阪でも見たので運命的ななにかを感じる。
ネタは時事ネタのモノマネ系。煽り運転、籠池理事長、津川雅彦、必殺仕事人の中村主水…ネタの数はかなりあってお腹いっぱいではあるのだけど、話の脈絡なく突発的に話題を変えるスタイルは相変わらず。
というかこれが売りなコンビなのか。
- 「キムタクゾウ!」「木村拓哉や」「蚊取り線香!」「香取慎吾ね」「クソガキ!」「稲垣ぃ!」
- 「安藤美姫のお父さんって誰なんですか」
- 「野球選手の奥さん、みんな綺麗です。」「落合監督。呪われてるんですか」
相変わらず、相手を選ばずぶっこんでくるのはさすが。ただ、滑舌が少々悪く一部聞き取りにくいのと、ネタが古くて刺さらないのがちらほら。連休の老人に絞ってきたのかな?ネタのチョイスはともかく聞きにくいのがちょっと痛い。
しかしながら、締めの必殺仕事人に絡めて
「闇の仕事?いえいえ、私はよしもとから仕事を頂いております。」
「もうええわ。」
って締めたのはさすが。
時事ネタやる以上は自分のところ闇営業ネタにも触れないとねえ。ああ、そうそう、「ツッタカター」は封印されておりました。毎回いれるわけじゃないのね。
新喜劇 座長はつっちー ★★★
ちょこちょこと笑えるのだけどもあまりドッカンドッカンな笑いは来なかった。コテコテの定番ギャグがあったのかもしれないけども、チャーリー浜くらいしかわからなかった。あと、謎のかに道楽押しにスポンサーかと思ったらそうではないとのこと。
乳首ドリルの掛け合いが見れなかったのは残念。またの機会に期待しよう。
まとめ
あまりTVを見ない人間のため、例えネタが古かろうが気づかない、新鮮味があるというのはある種の強みですね。
と、思っていたんですが、それはそれでついていけないこともあるのも気づきました。
それは芸人さんが定番ネタを入れてきたときに客が拍手をするんです。
これを知らないと「え?何?拍手?え?」となる。なった。
流れ的に「有名なギャグをやってくれてありがとう」的な人の優しさからくる拍手だったようです。例えば村上ジョージさんの「ドゥーン!」とかですか。その時は話の流れでやって笑いは起こらなかったんですけど、客は拍手したんですよ。で、その後に「ね、受けないんですよ」って被せてきて会場に笑いを誘うのはさすがプロだなって。
以上、俺の中で村上ジョージの笑いの腕が急上昇した旅行記録でした。