会社で年末調整の書類を出しました。築37年の中古戸建を購入してはや2回目の提出。逆算して住宅ローン控除期間も残り8年。季節が過ぎ去るのが早いです。
現状、リフォーム無しのまま今の家のままで住み続ける予定ではあるものの、ご近所さんの様子を観察していると家の壁を塗ったり、解体して新居にしたり、賃借住宅になったりと変化が確認できます。なかなかのペースで見かけるのでここは市の活性地か?と錯覚してしまいます。
おそらくたまたまなのでしょうが数年後もこの様子だと将来的にいろんな選択肢を模索できそうです。どの選択肢を選ぶのか少し取らぬ狸のなんたらしてみます。
売却して別物件の購入
定年の頃に足腰が弱っていたら売却して安いマンションでもいいんじゃないって。
でもあまり現実的じゃなさそうな。
周辺の家が解体されては新築になってるし、まだ需要が土地のように見えるので売却するというのも一つの案ですが、住宅ローン控除の恩恵がまだ数年あるうちは様子見。売却するにしても10年後くらいの検討案になりそうです。
ただその頃には退職も意識してる年齢になっているのでライフスタイルが変わりそうです。あとは健康面もですか。病気や環境の変化など予定外のことが発生しているようなら真面目に検討するかもしれませんが、買値より遥かに高い値段になることは土地バブルでも起こらない限りなさそうですし、のんびり構えててよさそうです。
というか、近所が大規模開発されて評価が上がったとしても同値が精一杯な気がします。誰か私の買値の倍で欲しい奇特な人がいたら連絡下さい。
賃借物件として貸し出して自分は他所へ住む
借り手がいないだろうから厳しいだろうなあってプラン。
試しに近所の賃借住宅相場を検索してみると
- 単身者の2LDKで5~6万
- 一軒家の場合は10万円
ただ築年数がどれもこれも20年以下の家ばかり。築年数30年超えの我が家をそのまま貸し出すのは難しいと思われます。誰が今の時代に土地壁、和式トイレ、銀色風呂な住まいを賃借してでも入りたがるのかっていう。
ええ。購入した私のことはほっといて下さい。
なので貸し出すとしたらリフォーム前提に。元が取れるとは到底思えません。
部分リフォームして住み続ける
一番却下したい案件。
年数が年数なので個別にリフォームをしていると金額が恐ろしい金額になってきます。どうせリフォームするなら直したいところを一気に直さないとお金の無駄過ぎます。
周りは無責任にリフォームしろ水回りだけでも買い換えろと金も出さないのに簡単にご意見番をしてくれますが、穴の空いたTシャツでも着続ける自分がそんなの聞くわけがなかろう。
とはいえ、屋根と外壁はどこかで対処しないといけないと家全体がやられてしまいます。屋根が昔ながらの陶器瓦なので塗替えは必要なさそうだけど、壁の外壁にチョーキングが起きていてちょっと怪しい雰囲気。壁内なら水が侵入していたら困りものです。
なんて思いながらも
地震で倒壊したら終わりだしなあ…
ってスルー中。多分、住宅ローン控除がなくなる頃に東海大地震が来るはずなんです。しかも私が会社にいる間に安全に倒壊するはずなのです。謎根拠です。
フルリノベーションして最後まで使い倒す
一度検討をしてみたけど費用対効果がいまいちで却下な案件。
数社からフルリノベをした場合の費用の見積もりを取ってみますとうちの坪数ではフルリノベ費用が1500万~2000万はかかるようです。解体費用は持ってくれる会社が多いのですが、土台、屋根、躯体は基本的にそのまま再利用してこの金額です。なお、外構を直したらさらに費用が乗ってきます。
いや、ちょっとそれはね?
耐震性、断熱性、気密性は当然今の状態よりかなり高めて住宅性能を引き上げてくれるのは分かるのですが、それはもう新築のお値段じゃない…って費用をリノベで支払うのはさすがに厳しい。デザイン性や利便性も対応できるとアピールされても求めてないし、それならば初めからやり直したほうが耐震面でも安心です。
そのため、どうしても今の土地と家じゃないと駄目だ!って心理状況にならないとフルリノベ案はなさそうです。いや、住みやすくて静かで良い土地ですがね?
あとは一番気にかけていることなのですけど、筋交いや耐壁等で耐震性をいくら引き上げたところで基礎は従来のままなのですが、この手の耐震計算って躯体のみの評価値でしたよね?基礎も考慮されての計算なんでしたっけ?以前ヘーベルハウスが他社と比較するときは基礎をちゃんと見て下さいって力説していたのですが。
解体して新築に立て直す
今のところの妥当案。
なんだかんだで飯田系などのパワービルダー、他にもタマホームにご依頼すると1000万~1500万円付近で建て直しが可能です。
当然、気密断熱性能、耐震性能など色々と上を見たらこの値段では収まらなくなります。のだけど、現状の中古住宅でもそこまで困っていないので。
自分の寿命を逆算すると残り人生最大でも60年。定年までとしても20年と少々。晩年の過ごし方はまだイメージがしづらいですが、まあ、リノベしてやり直すよりは全部新品にしたほうが設計的にも躯体寿命も長く持つような気がします。
まとめ
というわけで現状としては
焼け太りはしなくてもいいから地震の保険金でよろしくタマホーム!って線が濃厚です。頼むから私が家で寝ていないときに全損倒壊して建て直しをさせて下さい。